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SHOEI NEOTEC 3のレビュー:システムヘルメットの最高峰

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皆さん、こんにちは!今回はSHOEIの最新システムヘルメット「NEOTEC 3(ネオテック3)」を購入したのでレビューしてみたいと思います。最近のヘルメットは2極化が進んでいるようで、有名ブランドのヘルメットの価格はかなり高めですが、その分性能も素晴らしく、特に今回購入したNEOTEC 3は、システムヘルメットの中で最高峰と言っても過言ではありません。さっそく、その魅力を詳しく見ていきましょう。

また、購入と同時に取り付けた「B+COM SX1」のレビューもしておりますので、よろしければこちらも参考にどうぞ。

 

maximus-my.hateblo.jp

 

 

使い勝手は満点

NEOTEC 3の使い勝手は抜群です。過去にフルフェイスやジェットヘルなど様々なヘルメットを使用してきましたが、システムヘルメットはジェットとフルフェイスの良さを兼ね備えたヘルメットして、近年ではしっかりとジャンルを確立したと思います。

NEOTEC 3外観 防曇シート付属は地味に嬉しい

システムヘルメットならではの機能として、チンガードが上に開くため、ヘルメットを外さずに顔を露出できるのが便利です。特に信号待ちやちょっとした休憩時に、涼しい風を感じたり、水分補給をしたりする際に役立ちます。更に、チンガードを開いた際に二段階で固定できる機能が追加されており、信号待ちなど軽めの作業は1段階目、しっかり作業が必要な場合は2段階目と使い分けることで、不意にチンガードが下がってしまうリスクを軽減しています。(実際過去に稀にチンガードが下がってしまうことがありました。)

チンガードを開いた状態 左:一段目 右:二段目

また、このチンガードを開閉することで装着と脱着が簡単になり、操作性も良好です。これは、過去に使用していたSHOEI MULTI-TECから気に入っているポイントでもありますが、個人的にはフルフェイスに戻した際に逆に不便を感じるほどです。

 

優れたベンチレーション性能

長時間のライディングで感じるのは、ヘルメット内部の蒸れ。NEOTEC 3はベンチレーション性能が非常に高く、長時間の走行でも快適に過ごせます。頭頂部と顎部分に配置されたベンチレーションシステムが、効率的に空気を取り入れ、熱を排出してくれます。

顎部分のベンチレーションを開けた状態 虫の侵入を防ぐメッシュがある

実際に高速道路や一般道でこの機能を試してみましたが、開閉すると明確に違いがわかるほどの差がありました。1つ前に使っていた、OGK Kabutoの「RYUKI」と比較すると、RYUKIは「ベンチレーション開いてるのか?」と頭頂部も顎も開いているのに何度も操作してしまうことがあったのですが、NEOTEC 3の場合は顎部分だけ開けていても「ベンチレーション効いてるな」と実感でき、頭頂部を閉めていることを忘れるほどでした。もちろん、頭頂部も開けたら明確に風を感じることができ、一気にヘルメット内の熱気が出ていくことを感じられるので、かなり効果が高いのは間違いないです。

これからの夏本番に一番期待したい機能です。

 

高機能なサンバイザー

NEOTEC 3のサンバイザーは機能性が高く、動作もスムーズです。外光の強さに応じて簡単に操作でき、日差しが強い日でも視界を確保できます。また、動作音が非常に静かで、走行中に気になることはありません。若干操作レバーが小さいことが気になっていたのですが、実際には動作が軽いので特に支障はありませんでした。

サンバイザーを下ろした状態

GT-AirやRYUKIの時も、サンバイザーの性能自体は満足していたのですが、開閉動作時の音がそれなりにあり、特にインカムを付けている時に頻繁に開閉すると相手側に不快感を与えているかもと不安に感じるほどでしたが、NEOTEC 3は多少乱暴に操作してもほぼ無音なので、この点も非常に有り難いです。

 

高速走行時の静粛性

高速走行時に感じる風切り音や外部の騒音。NEOTEC 3はその静粛性が極めて高く、風切り音が少なく、外部の騒音も効果的に遮断してくれます。これにより、ライダーはより集中して運転に集中でき、疲れも軽減されます。長距離ツーリングの際は、徐々に蓄積していく疲労の原因の1つとなるので、この静粛性のメリットはより大きくなります。

左:側面の処理は滑らか 右:チークパッドなども静粛性に貢献

 

また、インカム使用時の通話にも大きな影響があります。やはり、意思疎通が上手くいかないとそれ自体がストレスになるので、相手の声以外の雑音が小さいに越したことはありません。実際に高速道路で120km/h走行時にインカムを使って会話をしてみましたが、以前のRYUKIだと聞き取りづらい場面が多々あったのが、今回のNEOTEC 3だと聞き取れないことはほぼ皆無でした。これはB+COM SX1の性能の影響もありますが、風切音が大幅に減少したことも寄与していることは間違いありません。

 

インカム内蔵のメリット

NEOTEC 3にはインカムを内蔵できる専用のスペースが確保されている点も見逃せません。「SHOEI COMLINK」という新しい規格に準拠しており、専用設計されたインカムを内蔵することができます。これにより、インカムの取り付けが非常にスムーズで、配線のごちゃごちゃ感もありません。

わかりやすいのは、インカム本体がヘルメットから出っ張っていないので、シルエットがスリムになり、風切音の減少にも効果があり、更に盗難防止にもなる、というところです。

B+COM SX1は取り付けた状態

しかし、それ以外にも外からは見えない専用設計ならではのメリットがあり、スピーカーの設置がワンタッチ(両面テープなどで貼る必要がない)、配線用の溝が切ってある(配線に余計な力を与えずに済む)、マイクブーム用の溝も設置されており位置決めが簡単などなど、今までのインカム設置とは比較にならないほどです。

遠目にはインカムは目立たない

今回取り付けた「B+COM SX1」もSYGN HOUSEのインカムというか市販のインカムの中では最も高価な部位に入ることから、ヘルメットとインカムを合わせると10万円オーバーという価格には躊躇もありましたが、実際にインカムを設置していると、この価格に納得感(?)が出てくるほどでした。

 

maximus-my.hateblo.jp

 

 

SHOEIテクニカルショップでフィッティングするメリット

さらに、SHOEIテクニカルショップでのフィッティングサービスを利用することで、NEOTEC 3の魅力を最大限に引き出せます。プロのスタッフがライダーの頭の形やサイズに合わせてヘルメットを最適に調整してくれるため、長時間の使用でも快適にフィットし、疲労を軽減できます。

このモデルからだと思いますが、SHOEIもSYGN HOUSEもAmazonなどのECサイトでの販売をしていないらしく、実店舗での購入が必須になっています。これは、私のように休日に時間が取りにくく、ECサイトで購入することが多い人にとっては大きなデメリットと感じてしまいます。

しかし、今回はSHOEIテクニカルショップに認定されているNAPSで購入したこともあり、頭のサイズを計測してもらいながら最適なサイズを確認することができたのは大きなメリットでした。実際に自分でフィッティングも試したのですが、計測結果よりも大きなサイズを選んでいたことが判明し、1サイズ小さいものにすることで、フィット感が増すという効果を得られています。フィッティングの良し悪しは、安全性だけでなく、走行時の疲労感にも影響するので、正しいサイズを選ぶことはライディングにも大きな影響を与えると改めて実感しています。

www.shoei.com

 

まとめ

SHOEI NEOTEC 3は、システムヘルメットの中でも最高峰の性能を誇ります。高い価格に見合うだけの使い勝手、ベンチレーション性能、高機能なサンバイザー、高速走行時の静粛性、そしてインカム内蔵のメリットなど、すべてが揃った現時点では最高のヘルメットの1つです。さらに、SHOEIテクニカルショップでのフィッティングサービスを利用することで、快適性と安全性をさらに高めることができます。安全性と快適性を兼ね備えたNEOTEC 3は、ライダーにとって最高の相棒となることでしょう。予算が許すのであれば、この素晴らしさを体感してみてください!

 


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